声優のトレーニング方法
ぼくは個人的に言うと、声優などの芸能に関するものは、生まれ持った才能などが大きく影響するのではないかと思っているのです。しかし、ではその才能とは何かというと、これもまたなかなか難しいとも思っております。というのも、現在、第一線で活躍されているタレントさんやお笑い芸人さんの中には、子どもの頃は物静な子だったなんて方も多いようなのです。それこそ、クラスの中でも目立たない、居るのか居ないのか分からないような子どもだったなんて話すらあるほどです。
それでも、テレビなどに出てきて、お茶の間を賑す強烈な個性を発揮しているのですから。こうなると、お笑いや芸能タレントさんたちの生まれ持った才能とは、いったい何だろうって考えないわけにはいきません。これは声優だって同じです。声優の才能とは、いったい何なのでしょうか。
個人の運、努力、そして人とのめぐり合い。これらがさまざまに織り合いながら、その人の運命を決定づけているのかもしれません。なるほど、もいい加減にやっていたのでは、人は必ずそれを見ています。“こんなヤツ”、と思わない人はいません。良き運だって遠ざかっていってしまいます。とすると、真面目に努力するという、生きる姿勢こそ大事なのかもしれません。さらに、その上で大事なのが、師匠となるべき人の存在であります。
日本が世界の誇る古典芸能の一つ、「能」を大成させた世阿弥。「初心忘れるべからず」との言葉はあまりにも有名です。その彼は、こんな言葉も残しております。すなわち、「先ず、師の言うことを深く信じて、心中にもつべし」とのこと。師の言うことを素直に信じて、まずはその通りにやってみるべきである、というのです。この古典芸能の大先輩の言葉は、声優をめざす多くの若者たちへのメッセージでもあります。
さて、声優として成功するには、やっぱりそれなりの努力、すなわちトレーニングを積んでいかねばなりません。では、どのようなトレーニングがより効果的なのでしょうか。サイトを巡ってみると、さまざまなトレーニング法がありました。まずは、声を出して本などを読むこと。また早口言葉などのトレーニングは、滑舌をよくするようです。これって、大切ですね。
- 生麦生米生卵(なまむぎなまごめなまたまご)
- 隣の客はよく柿食う客だ(となりのきゃくはよくかきくうきゃくだ)
- 鵜が鮎を追い合う(うがあゆをおいあう)
- 赤巻紙青巻紙黄巻紙(あかまきがみあおまきがみきまきがみ)
- 赤パジャマ青パジャマ黄パジャマ(あかぱじゃまあおぱじゃまきぱじゃま)
- 赤万景峰号青万景峰号黄万景峰号(あかまんぎょんぼんごうあおまんぎょんぼうごうきまんぎょんぼんごう)
- 蛙ぴょこぴょこ三ぴょこぴょこ合わせてぴょこぴょこ六ぴょこぴょこ(かえるぴょこぴょこみぴょこぴょこあわせてぴょこぴょこむぴょこぴょこ)
- 武具馬具武具馬具三武具馬具合わせて武具馬具六武具馬具(ぶぐばぐぶぐばぐみぶぐばぐあわせてぶぐばくむぶぐばぐ)
- 李も桃も桃のうち桃も李も桃のうち(すもももももももものうちもももすももももものうち)
- 啄木鳥傷付くキス好き好きだから(きつつききずつくきすすきずきだから)
- ブラジル人のミラクルビラ配り(ぶらじるじんのみらくるびらくばり)
- ブスバスガイドバス大ガス爆発(ぶすばすがいどばすだいがすばくはつ)
- 東京特許許可局長(とうきょうととっきょきょかきょくきょくちょう)
※ただし、現実には存在しない機関
- 東京都特許許可局局長急遽今日許可却下(とうきょうととっきょきょかきょくきょくちょうきゅうきょきょうきょかきゃっか)
- 裏庭には二羽庭には二羽鶏がいる(うらにわにはにわにわにはにわにわとりがいる)
- 椰子の実を獅子が食い菱の実を狒々が食う(やしのみをししがくいひしのみをひひがくう)
- 坊主が屏風に上手に坊主の絵を描いた(ぼうすがびょうぶにじょうずにぼうずのえをかいた)
- 瓜売りが瓜売りに来て売り残し売り売り帰る瓜売りの声(うりうりがうりうりにきてうりのこしうりうりかえるうりうりのこえ)
- 隣の竹垣に竹立てかけたのは、竹立てたかったから竹立てかけた(となりのたけがきにたけたてかけたのは、たけたてたかったからたけたてかけた)
- 抜きにくい釘、引き抜きにくい釘、釘抜きで抜く釘(ぬきにくいくぎ、ひきぬきにくいくぎ、くぎぬきでぬくくぎ)
- お綾や親にお謝りなさい、お綾や八百屋にお謝りなさいとお言い(おあややおやにおあやまりなさい、おあやややおやにおあやまりなさいとおいい)
- お客が柿剥きゃ飛脚が柿食う、飛脚が柿剥きゃお客が柿食う(おきゃくがかきむきゃひきゃくがかきくう、ひきゃくがかきむきゃおきゃくがかきくう)
- 猫が拝みゃがる、犬が拝みゃがる、馬が拝まぎゃる(ねこがおがみゃがる、いぬがおがみゃがる、うまがおがまぎゃる)
- 新人シャンソン歌手による、新春早々シャンソンショー(しんじんしゃんそんかしゅによる、しんしゅんそうそうしゃんそんしょー)
- 獅子汁、獅子鍋、獅子丼、獅子シチュー、以上獅子食試食審査員新案獅子食七種中の四種
(ししじる、ししなべ、ししどんぶり、しししちゅー、いじょうしししょくししょくしんさいんしんあんしししょくしちしゅちゅうのししゅ)
以上、早口言葉の数々をサイトから参照させていただきました。こう見るとずいぶんとあります。これらを一日に30分でも1時間でも大きな声を出して練習すれば、舌の滑りもよくなること請け合いですよ。それでも、どうしても舌の滑りがよくないというような方には、次の点を気をつけると良いようです。
実は、声は「腹」から出すもの、というのは、大きな間違いであるようです。腹筋と胸筋の共同作業によって、人は口から声を発しているとのこと。そして、滑舌が悪い原因は、その呼吸法がまず間違っているのとのことです。次に舌が固いとか息の瞬発力がないとか、それに舌の位置が間違っていること、そしてさらには、姿勢にもよるそうです。早口言葉とともに、やはり基礎体力です。腹筋、胸筋、さらには背筋などの運動も欠かせません。
確かに、なにも声優さんじゃなくても、落ち着いて、ハッキリと丁寧に話す人の声は聞きやすいですよね。また、そういう方の姿勢をみると、これも確かに凛としております。こんなことから思うに、自分の言いたいことだけをただ喋っているという話し方では、ダメだということです。まずはちゃんと相手のいうことを聞いて、それから丁寧な日本語で誠意をもって、ゆっくりと自分の意見を伝える。そんな誠実な態度が、結局のところその人の喋りをよくする最大のポイントであるように思うのです。つまり、人に向かって話す時、それが自分のためなのか、それとも相手のためなのか、それによって、人の話し方というのは大いに変わってくるものなのです。