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声優の就労先

声優さんたちの活躍する場面は、数多くあるようです。人気アニメや外国の有名俳優などが出演している映画などは、声優さんたちの花形といえるのではないでしょうか。アニメの部門でいうと、ぼくの好きな声優さんといえば、やっぱり野沢雅子さん。彼女の吹き替えはまさに芸術です。つぎにちょっと昔になりますが、池田雅子さん。あの銀河鉄道999のメーテルの声です。彼女の声を聞いて奮い立たない男性などいない、とぼくは思っているぐらいです。

 

さらに、戸田恵子さんの声もステキですね。外国映画に出てくる美人女優の多くは、彼女が担当しているといってもいいぐらいです。もっとも戸田恵子さんは声優としてだけでなく、女優としても活躍されておられますね。

 

このように声優さんたちの活躍する場としては、アニメ、映画、ラジオドラマ、番組ナレーションなどと実に多岐に渡っております。しかし、最近、テレビなどを見ていると、必ずしも声優さんではなくとも、その仕事にチャレンジしておられるようです。チャンネルのアナウンサーがナレーションを担当したり、俳優や歌手の人たちまでがアニメの吹き替えをやっているというテレビ報道もありました。

 

1、アニメ声優

吹き替えには、アフレコとプレスコの二つの方法があり、日本ではアフレコが主流です。これは、画面のキャラの動きに合わせるかたちでセリフをしゃべるという方法です。

 

2、

海外のドラマや映画などの日本語吹き替え

海外の言語であるだけに、必ずしも英語とは限らず、その点で少々厄介かもしれません。というのも、画面の動きとともに耳で聞いている原語のセリフのタイミングとも合わせる必要があるからです。この場合、基本的には原語は消されますが、原語を小さくして残し、その上に日本語をかぶせるというやり方もあります。

 

3、ゲームの吹き替え

ゲームという性質上、アニメや海外ドラマなどの吹き替えとはずいぶんと違ってきます。つまり、その進行状況に応じて個々の音声データを選択し再生するからです。

 

4、人形劇や着グルミショーの吹き替え

人形キャラクターの演技とタイミングを計りながらセリフを喋ります。着グルミショーについては、事前に声を週録しておいて、その声に合わせて着グルミの中の役者さんが演技を行うものです。

 

5、ラジオドラマなどの吹き替え

基本的に映像がないため、キャラに合わせた演技の必要がありません。このためかなり自由な吹き替えができますが、一方ではその分声優さんの役がらへの解釈や演技力が問われることにもなります。

 

6、ナレーション

基本的に番組の解説者として機能するため、テレビ番組やPRビデオの原稿を読み収録する。テレビなどをご覧になればよくわかりますが、これは何も声優さんに限らず、多くのタレント、俳優、アナウンサー、さらには歌手の方までも行っております。

 

7、ナレーション

こちらも番組の解説を行なうもの。テレビやラジオの番組原稿を読み、それを録音する。声優だけではなく、俳優やタレントなどが行うことも多いようです。

 

その他、舞台活動、歌手活動、さらにはラジオパーソナリティ、デパートでの録音案内、駅のアナウンスなど、その活動範囲からみると、声優は必ずしも声だけの俳優ではない実体が見えてくるようです。

 

どの世界においても、一流と呼ばれる人の数はごく一部です。それは声優の世界でも同じであります。たくさんのカネを貰って世間からも注目されるごく一部の人たちは、そうでない多くの人たちと何がちがうのでしょうか。現在は一流とされている人たちだって、その名が世間から取り上げられるまでには、大変な苦労があったはずなのです。ある声優さんは、今日はパンが食べられてよかったなんて思った時期もあったとのことですよ。もちろん、今では、超一流ですけど。

 

ごく一部の一流の人たちと、その他多くの人たちとの違いはいったい何なのでしょうか。実力はもちろん、運もあるでしょう。中には“親の七光”なんて人だっておられます。ご本人の努力、真面目さ、これも欠かせませんね。また一方で、そもそも一流って何なのでしょうか。マスコミに騒がれ、チヤホヤされ、おカネが儲かることが一流なのでしょうか。確かに、それも一つの基準にはなると思います。でも、その程度の人気なんて儚いものですよ。

 

ある若手の演歌歌手。もちろん、超有名な若者です。ある番組の収録の際、時間前に来て始まるのを待っていたそうです。部屋には、打ち合わせの大きなテーブル。彼はそこにある椅子の一つに座っていました。周囲には、彼と同じ歌手やスタッフなど関係者の人たちが、やっぱり椅子に座っておりました。と、そこへ番組の主役ともいうべき超有名な司会者が部屋に入って来たのです。それを見ると、若手の演歌歌手である彼は、スッと椅子から立ち上がり、元気いっぱいに、“おはようございます”と、その番組司会者の方に頭を下げ、声をかけたといいます。その時、他の人たちは知らんふり、ただ黙って、“では、はじめましょうか”との声が上がっただけでした。

 

さて、これってどのようにお考えになるでしょうか。ぼくは、その若手の演歌歌手の人が偉いと思わずにはいられませんでした。若いとはいうものの、超有名な人気者なのです。いくら主役級の司会者であろうと、ツンとしていれば、たぶんそれで済んでしまったことでしょう。しかも、周囲の大人たちは、だれも挨拶などしなかったのですから。

 

ぼくは彼の目上の人間を立てる、その態度、その誠実さ、その振る舞がエライと思うのです。芸能界って、テレビなどを見ているだけでは、ヘラヘラチャラチャラしているようですが、必ずしもそんな部分だけではないのでしょう。守るべきケジメは、ちゃんとあるのです。誠実であること、振る舞いが正しいこと、人柄が良いということ、たとえそれがどのような世界の者であっても、一流の人間というのは、これらが自然と備わっているものなのです。

 

技術や技量が優れていることなど、当たり前なのです。さて、声優の就労先ですが、カネや仕事を求める前に、必ず、自分を磨くということを忘れてはなりません。技術が優れており人物も立派であるとすれば、世間の人が放っておきません。就労先なんていくらでも、その人物の優秀さについてくるものとぼくは思っているのです。